スペシャルノベルティ
スペシャルノベルティ |
「ノベルティ」と聞いて、「単なるおまけ」、「無料で貰える粗品」と頭に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。残念ながらそんなノベルティが多いのも真実です。しかし中には人の心に衝撃を与えられるようなスペシャルなノベルティも存在します。今回はそんなお話させて頂きたいと思います。
突然ですが、私が小学校3~4年生ぐらいの時でした。ある企業のテレビCMが面白いと話題になり、そのCMで使われたある道具がノベルティとして配られました(具体的な名前を言えないのが残念なのですが、聞いたら「ああ、あったね」と皆さん言われると思います)。そのノベルティを持っていれば学校で人気者です。僕も欲しい!好運なことに、私の父がその企業に勤めておりました。父に会社でもらって来てとお願いし、毎日楽しみに待っていましたが、残念ながら手に入りませんでした…。期待してしまった分、がっかり感も大きかったです。そんなある日、クラスメートの女の子Iさんが私に言いました。彼女の父親は私の父と同じ会社に勤めています。
Iさん(女の子)「○○(ノベルティの名前)持ってるよね?」
私「えっ、あっ…うん…持ってるに決まってるじゃないか。」
Iさん「そうだよね、持ってるよね。お父さんがまたもらって来たからいるかなと思って。」
その時、私に少しでも勇気があれば「やっぱり持ってない」と言えたでしょう。しかし、私には勇気がなかった。子供ながらにその後悔の念に押し潰れそうになりました。欲しくても手に入らない。このノベルティが欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。お金で買える物だったらどんなに楽だったか…。
そうなのです。基本的にノベルティはお金で買うことが出来ないのです。「非売品」「限定品」なのです。時々、非常にうれしいお問い合せを頂くことがあります。△△のノベルティを□□でもらったが(弊社作成)、気に入っているのでどこで購入できるのか?というお問い合せです(非常に有難くも心苦しいのですが、その際は小売り対応出来ない旨を説明してご理解を頂いております)。
では、スペシャルノベルティを創りだすにポイントはなんでしょうか?
■ターゲットは?誰に対して配るか?
■配る目的は何なのか?
■使う人のニーズは?必要とされるモノなのか?
■実用性はあるのか?便利なのか?
■会社のメッセージは表現されているか?
■もらった時のインパクトはあるか?驚きはあるか?
いろいろポイントは有りますが、やはり最後はオリジナリティとアイデアでしょう!お金をかければ高価なモノは作れるかも知れませんが、アイデアに溢れたオリジナリティあるモノは創れません。期待を超えて、感動して頂けるノベルティは創れません。
そもそも英語でNovelty は、新しい[珍しい]物[事,経験]という意味のようです。世の中に売っていない珍しいモノ…それこそがスペシャルノベルティです。こんなノベルティが創れたらどんなにステキでしょう。ノベルティ作成の醍醐味はここにあるのではないでしょうか?
【参考】私の考えるノベルティのレベル |
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レベル0 |
使っていただけない |
レベル1 |
使っていただける |
レベル2 |
長く使っていただける |
レベル3 |
お金を払ってでも欲しいと思っていただける |
スペシャルノベルティ |
期待を超える、感動していただける |
【これは欲しい!おもしろノベルティグッズの一例】
アース製薬株式会社様 ごきぶりホイホイトランプ |
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株式会社タニタ様 ダイエットメジャー |
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