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目に見えにくい品質管理について

目に見えにくい品質管理について

はじめまして。品質管理部のSと申します。
これを書いている時は記録的な寒波が来ていてすごく寒いです…
これが掲載される時は少しは暖かくなってるのだろうか…
暖かくなってて欲しい…

コタツでミカン食べながら、何を書かせて頂こうか?と考えて、悩んだ結果、今回は「目に見えにくい品質管理について」書かせて頂こうと思います。


私たちがノベルティを作る上で、デザイン・アイデアなど色々なこだわりが有りますが、その中の一つが実用性(実際に使用できるか?)です。
安さばかりを追求しません。せっかくカワイイオシャレなバッグをもらっても、使った途端に破れてしまった…コスト削減に走りすぎた挙句、
このような品質のノベルティが出来てしまっては、もらった方も非常にガッカリしますし、配布した方も企業イメージのダウンにつながりかねません。
喜んで頂こうと配ったノベルティで、逆に不愉快に感じられてしまったら、これほど悲しいことは有りません。
その為に私たちは目に見えにくい部分にも品質チェックを行っています。



■エコバッグもらったけど、簡単に底がぬけないかしら?

安心して下さい!『耐荷重検査』をやってますよ!

これはバッグにゆっくり負荷を加え、何kgの負荷の時に破れが発生するか、という検査です。一般的なサイズのエコバッグであれば、数十kgは耐えられる製品作りをしています。100kg以上耐えられるバッグも可能ですが、そもそもそんなに重たい荷物は持ち歩けないので、不必要な過剰スペックにはしません。


下図は実際に試験で破けたバッグの写真です。
破けるまで引っ張るので破けること自体は問題ではありません。
問題は何kgの負荷で破けるかです。
破けた場所によって、どの部分が一番弱いかも分ります。

耐荷重試験 耐荷重試験

試験後持ち手部分が破けた例

試験後底部分が破けた例




■このハンドタオル、洗濯したらすぐに色落ちしないかな?

安心して下さい!『染色堅牢度検査』をやってますよ!

これは洗濯の際に、タオル自体の色が溶け出して変色しにくいか?またそれによって他の洗濯物を汚染しにくいか?という試験です。洗濯以外にも、汗を拭いたり、擦ったり、実際に使用する状況を考慮した品質チェックを行っています。


白い布で製品をこすって、白い布にどのくらい色移りしているかを確認します。
下図は擦ったあとの白い布の写真です。
AとBを比較すると、Aの方が色移りが少ないことが分かります。
つまりAの方が堅牢度が良いということになります。

耐荷重試験 耐荷重試験

A

B




■まな板シート、食品への安全は考慮されているのだろうか?

安心して下さい!『食品検査』をやってますよ!

「食品衛生法」にもとづき、食への安全性試験を実施しています。さらに、食品・包丁と直接接触しない裏面から印刷することによって、より安心な製品設計になっています。


ここでご紹介させて頂いたのはほんの一部です。他にも品質検査はあります。
これらの品質をクリアしているかどうかは商品を見ただけでは判断が難しいです。
だからと言って、これらをおろそかにしてしまったら、それは本当の意味でノベルティとは呼べません。
実際に使って頂いて、喜んで頂いて、販売促進の効果があって、はじめてノベルティとしての価値があります。
ノベルティだからといって粗悪で、使い捨てとならないように、末長く使っていただけるように…

それが私たちのこだわりの一つです。
当然なことではありますが、この基本を忘れてはいけません。
ノベルティを作成する時は、デザイン・コストの他にもこのような品質面にも十分ご留意下さい。

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